必要としている人へ安心届けるコープフードバンク
食べ物を通して、地域の笑顔の輪をつなぐ「コープフードバンク」の取り組みをご紹介します。
食品ロス※削減と地域の架け橋へ コープフードバンクとは
みやぎ生協が2012年に設立した「コープフードバンク」は、「誰もが安心してくらせる地域社会」の実現を目的としています。2014年からはコープ東北サンネット事業連合に移行し、東北6県で地域との架け橋となる活動を続けています。コープフードバンクでは、さまざまな理由で販売できなくなった、品質に問題のない食品や生活雑貨の無償提供を受け、支援を必要とする福祉施設や団体に寄贈しています。2022年から、宅配商品を購入することでメンバー(組合員)がコープフードバンクへ寄贈することができる活動も始まりました。※日本の食品ロスは年間約472万トン(農林水産省及び環境省「令和4年度推計」より)
寄贈されたものを仕分け・管理する施設(宮城県富谷市)
2023年度までに1,190トンを受け入れ、1,147トンを提供しました。
コープ フードバンクの仕組み
お取り引き先様などから、余剰品や賞味期限が近いなどの理由から、流通・販売できない「食べられる・使用できる」商品の寄贈を受け入れ、提供しています。
❶支援者(各企業・生産者団体)からの食品・生活雑貨等の受け入れ
❷受け入れた食品等の仕分け作業
❸福祉施設や団体等との調整を行い、引き渡し
\ご提供企業様の声/
株式会社パールライス宮城 営業部 業務課
(左)日野 将秀さん
(右)菊地 琢真さん
コープフードバンクの活動に共感し、2012年からこの活動を支援しています。お米は製造工程上、袋詰めをする際に端数が出るため、おいしいお米を知ってもらう・食品廃棄による環境負荷を低減する目的で、そうした品質に問題のないお米を年間約2.8トン提供しています。これからも生産者と消費者を結ぶ架け橋として、地域社会に貢献していきたいですね。
\地域の笑顔の輪をつなぐ福祉施設・団体へ/コープフードバンクの食品・日用雑貨をお届け
コープフードバンクと協同し、食品や生活雑貨を活動に活かしている福祉施設や子ども食堂の方々にお話をお聞きしました。
福島県郡山市 NPO法人子育て支援コミュニティプチママン
託児付きカルチャースクールや発育・発達を促す幼児児童の支援など、子育て中のママ・パパに寄り添う幅広い活動をしているプチママン。多角的な子育て支援事業を通じ、ともに支え合う子育て環境づくりを進めて今年で19年目を迎えます。栄養士の視点から食育に力を入れている佐藤さんは、「みんなで食を囲むことが、心のつながりに結びつくと感じています。いただいた食材やマスクなどの生活雑貨を活用し、これからも地域の交流の場として活動していきたいです」と、笑顔がこぼれます。
NPO法人子育て支援コミュニティプチママン
理事長 佐藤 広美さん
ベビーリトミックや玉ねぎ掘りなど、体験の場を大切にしているプチママン。コープフードバンク提供の素麺で行う流し素麺など、季節のイベントも大人気です
宮城県仙台市 東仙台子ども食堂
2016年から、月1回のお弁当配布やフードパントリーの活動を続けてきた舩山さん。児童館で夜遅くまで残っている子どもたちを見て、夜ご飯を一緒に食べてはどうかと思い立ったのが、活動のきっかけでした。「コープフードバンクよりいただいた、お米やパン、生鮮食材を活用し、栄養たっぷりのお弁当を作ることができています」と話します。現在は6人のボランティアスタッフとともに、食を通じて、小学1年生から80代まで約60人の安心の支えとなっています。
東仙台子ども食堂
代表 舩山 由紀子さん
お弁当を手渡す際の交流の時間も大切にしている舩山さん。
時には買い出しも行いながら、旬の食材をたっぷり使用した献立でおいしいお弁当を作っています
サポーター募集!
コープフードバンクの活動に共感・賛同し、賛助金によるサポートをしていただける個人・法人のサポーターを募集しています。ご提供いただいた賛助金は、コープフードバンク事業の運営費として活用します。
個人サポーター 1口 1,000円/年
法人サポーター 1口 30,000円/年
※賛助金は年度更新となります
お問い合わせ
コープフードバンク
022-779-1556(月~金9:30~16:00)
⇒詳しくはこちら
\店舗でも気軽に参加できる/みやぎ生協・コープふくしまの フードドライブ
メンバー(組合員)が一人でも気軽に参加できる社会貢献として、店舗で購入した食品を必要としている地域の福祉施設、生活困窮者団体、こども食堂などへ提供するフードドライブに取り組んでいます。