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豊かな生活の向上をめざして つたえ、よりそい、未来へつなげる

豊かな生活の向上をめざして  つたえ、よりそい、未来へつなげる

国連が制定した「国際年」。これは1年間を通じて、平和と安全、開発、人権・人道の問題など一つひとつのテーマに対し、国際社会の関心を喚起し、取り組みを促すことを目的としています。2012年に続き2回目となる「国際協同組合年」へ向けて、各種事業に取り組む人々の想いをレポートします。

2025年は「国際協同組合年」! くらしを支える「協同組合」とは

 「協同組合」には、さまざまな事業があるのをご存知ですか?代表的なものには農業協同組合(農協)、漁業協同組合(漁協)、信用金庫(信金)、森林組合などがあり、暮らしの支えとなっています。私たち生活協同組合(生協)は、メンバー(組合員)から出資金をお預かりして、メンバー(組合員)自らの手によって豊かな生活の向上を図ろうと活動を始めました。
 みやぎ生協・コープふくしまでは、「わたしたちは、協同の力で、人間らしいくらしを創造し、平和で持続可能な社会を実現します」という理念のもと、各種事業に取り組んでいます。店舗・宅配事業をはじめ、顔の見える産直「めぐみ野」や、福祉活動助成金採択団体、フードドライブなど、さまざまな団体と協力して幅広い活動を展開しています。

クラブ活動がきっかけでメンバー(組合員)加入も

 みやぎ生協・コープふくしまでは、生協の各店鋪などでさまざまな活動をおこなっています。A&COOP角田店では、みやぎ県南医療生活協同組合と連携して年に6回、血圧や体脂肪、握力測定といった健康チェックのイベントなどをエリアサポーターが企画・開催しています。その際にお茶やコーヒー、コープ商品のお菓子を一緒に食べながらおしゃべりするサークル活動「菜の花カフェ」も開催しています。角田店のエリアサポーターは、「病院ではなく日々の買い物をする生協のお店で、お茶をしながら気軽に健康相談ができる場としてメンバーさんたちに広がれば」と話しています。「『菜の花カフェ』の時にコープクラブの紹介をしたことがきっかけで加入された方もいます。これからも私たちのぺースで楽しく活動していきたいですね」

\生協とともに歩む/生協とこれからの未来へ

生協とともに歩んできた事業者や団体の中から4つの活動をご紹介します。
「生協とともに取り組んでいること」についてお話いただいたほか、「生協とこれまで一緒に活動してよかったこと」をホワイトボードに書いていただきました。

みやぎ県南医療生活協同組合

角田店イートインスペースにて健康チェックを実施

血圧、体脂肪、握力測定などの健康チェックを行い、メンバー(組合員)の健康に寄り添っています。これからも、お茶をする場として誰もが気軽に立ち寄れる場所として活動していきたいです。

▲角田店エリアサポーターさんと一緒に、角田店で年約6回「健康サロン」を行っています

野外自主保育サークル おむすびころりん

ネットワークと行政の支援を活用した子ども食堂の運営

こども食堂「おむころ食堂」の活動を通して、子どもたちに安全で安心な手作りの食事を提供しています。宮城県からの支援も受け、居心地の良いみんなの居場所づくりを目指していきます。

▲食堂の運営は野外自主保育サークルおむすびころりんの母たち。身近な自然を活動の場とする野外自主保育サークルです♪

かしまコミュニティ食堂

福祉活動助成金を活用して子ども食堂を運営

2022年4月の発足以降、孤独・孤立・孤食を社会の課題と捉え、「子ども食堂」という「場」を通して、世代間交流の地域のつながりやまちづくりを目的として活動を行っています。これからも「食」と「居場所」をつなげて大切にしていきたいです。

▲月に1回、福島県のいわき市鹿島公民館を会場に食事(弁当)を低料金で提供しています

MELON (NGP法人みやぎ環境とくらしネットワーク)

みやぎ海のクリーンアクションや新緑祭などで共催

生活の中に取り入れられる「エコ」を、メンバー(組合員)のみなさまにお伝えしています。これからも無理なく快適な生活を続けながら実践できる、省エネ、節電方法をシェアしていきたいです。

▲環境とくらしを考えるNGOです。みやぎ生協店舗併設の「MoreCoop」で「うちエコ診断」を行っています