めぐみ野REPORT

今から50年前。みやぎ生協のメンバーさんや生産者の方々と始めた「顔とくらしの見える産直」。
生産者と消費者の食に対する思いを直接結ぶ「産消直結」の取り組みです。

爽やかな磯の香りと豊かな風味「めぐみ野」 福島県相馬松川浦産 乾燥あおさのり

爽やかな磯の香りと豊かな風味「めぐみ野」 福島県相馬松川浦産 乾燥あおさのり

100年以上の歴史がある、福島県相馬松川浦地区ののり養殖。
震災の被害を乗り越え「あおさのり」の養殖を行う生産者の想いと、そのおいしさの秘密をお聞きしました。

収穫は日の出とともに。水面下に広がる鮮やかな緑の絨毯

相馬双葉漁業協同組合 松川浦支部
理事 久田(ひきた) 要一さん

17年前、先代の父よりあおさのり養殖を引き継いだ久田さん。一度は民間企業に就職しましたが、父からあおさのり養殖の基礎を学び専業漁師の道へ進みました。震災以降は養殖再開に向け漁業仲間とともに種場の維持・保全に力を注ぎ2018年に再開。おいしいあおさのりの養殖に力を注いでいます。

歴史ある松川浦産のおいしいあおさのりを未来へ

爽やかな磯の香りと豊かな風味、鮮やかな緑色が特徴の「めぐみ野」福島県相馬松川浦産乾燥あおさのり。松川浦は東北を代表する潟湖で、その景観の美しさから日本百景にも選定されています。しかし、2011年東日本大震災の津波で、のり養殖を行う「のり網」が流され、東京電力第一原子力発電所事故の影響から6年間出荷ができない状況となりました。その後、生産者や相馬双葉漁業協同組合が力を合わせ、2018年に再開。あおさのりの種場の整備や種付けを進め、最盛期には24,000柵あったのり網は3,500柵まで回復しました。
久田さんは、「震災後は海水の塩分濃度や地形の変化などにより、あおのりの原料であるヒトエグサが網に定着しないのではと不安がありました」と、再開までの6年間を振り返ります。2022年3月の福島県沖地震の被害からの再建と、重なる困難の中でも「歴史ある松川浦産のあおさのりを未来に残していきたい、このおいしさを広く伝えたい」という想いが、久田さんの揺るがない軸となっています。

この日の収穫は朝4時30分から。その時期の干満の時間に合わせ、日の出のタイミングにスタートします

この商品の情報はこちらから
https://www.miyagi.coop/products/megumino_new/products/fish/aosanori/

やりがいを感じる瞬間とは?

2021年8月より「めぐみ野」に仲間入りし、立派に成長したおいしいあおさのりをメンバー(組合員)にお届けできるのを、とてもうれしく思います。震災の被害を一歩一歩乗り越え、4年ほど前からは若い生産者も加わり、松川浦産のあおさのり生産に活力が戻りつつあります。鮮やかな色、香り、柔らかな歯触りが魅力のあおさのりはいろいろなお料理で楽しめる食材なので、ぜひ手軽に味わってください!

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「めぐみ野」福島県相馬松川浦産 乾燥あおさのり
みやぎ生協、コープふくしま全店舗
※宅配での取り扱いはございません

生産者のメッセージを動画でチェック
https://youtu.be/-3R7eZFXMVk