旨みと栄養をたっぷり蓄えた十三湖の黒いダイヤモンド

　青森県津軽半島の北西部に位置する十三湖は、世界自然遺産白神山地を源流とする岩木川の淡水と、日本海からの海水が混合した汽水湖です。「十三湖の環境を守り自然と共生することが、おいしいしじみの生産につながります」と十三漁業協同組合の梶浦組合長。一年を通し吹き抜ける季節風や強く冷たいやませが湖水をかき混ぜる役割を担い、最適な生育環境をもたらします。さらに、湖水の程よい塩分濃度がしじみの旨みを強くし、雪解け水により低く保たれた水温が、夏にかけて上昇することで成長を促し、濃厚な旨みと栄養をたっぷり蓄えたしじみを育みます。
　十三湖産のしじみのおいしさは、自然との共生を大切にし、持続可能な漁業としてさまざまな取り組みを続けている生産者たちの情熱で守られています。

十三湖のしじみは水産資源と生態系の保護に積極的に取り組んでいる漁業として「マリン・エコ・ラベル・ジャパン」の認証を取得。2016年2月には「地理的表示保護制度」（GI制度※）に登録されました

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