コープ東北産直

有機栽培や環境保全農業などに取り組む福島県・和歌山県・北海道・長崎県の生産地と提携し、
産直品を消費者へと届けるのが「コープ東北産直」。旬の野菜や果物を宅配で取り扱っています。

  • ①産地・生産者がわかること
  • ②生産方法・栽培方法がわかること
  • ③生産者と会員生協組合員との交流があること

「コープ東北産直」では、この3つのポイントを大切にしています。

大地を味わう。高原育ちの野菜たち<北海道 矢澤農園>

大地を味わう。高原育ちの野菜たち<北海道 矢澤農園>

北海道大雪山系の麓にある東川町。緑豊かな山々を望む広大な土地で、標高差を活かした高原栽培を行う矢澤農園さんに、おいしさのこだわりをお聞きしました。

野菜本来のうまみと澄んだ味わい大地と水の恵み・人の想いがおいしさをつなぐ

 北海道中心部に位置する大雪山。その山裾に広がる東川町は、大雪山系の豊富な天然水と、緑輝く自然に恵まれた豊かな地域です。矢澤農園では高原気候や土地の標高差を活かし、1年を通して旬の野菜をロングランで栽培しています。野菜本来のおいしさが際立つ秘密は、徹底した輪作体系、土壌を元気にする自家製の堆肥を用いた土作り、豊富な天然水にあります。さらに、水はけのよい傾斜のある土地が雑味を流し、食味のよい野菜を育みます。「高齢化などを理由に、地域の方から大切な田畑を託されることもあります」と矢澤さん。「農業を次の未来につなげていくことが使命」と、持続可能な農業への想いを語ります。矢澤農園から届くおいしい野菜には地域との信頼関係、そして野菜づくりへの情熱がギュッと詰まっているのです。

矢澤農園とは

1965年に創業し、2010年よりコープ東北産直として販売がスタートした矢澤農園。さまざまな野菜の育苗・栽培から選別、出荷までを一貫して行っています。3代にわたり積み重ねてきたノウハウや地域との信頼関係を基盤に野菜を栽培しながら、循環型農業にも力を注ぎ、農園の仲間たちとともに「未来へつながる農業」を体現しています。

【矢澤農園 取り扱い品目】
産直ブロッコリー、産直高原かぼちゃ、産直大根、産直生しいたけ、産直雪室貯蔵じゃがいも、産直にんじん、産直とうもろこし、産直野菜ボックス、など

おいしさ作る高原栽培と土作りのヒミツ

アメリカ式の大型機械を操り、6人1組となって定植します

種まきから30日間、暖かいハウスで育てられ、さらに5日間の苗慣らしで外気に当たり強い根を育てます。その後畑に定植され、約50日後に収穫へ。収穫は全て人の手で行います

大雪山系の恵み豊かな天然水

東川町は北海道で唯一、上水道がない町。大雪山系の雪解け水がゆっくりと地中に染み込み、たっぷりの天然水がおいしい野菜を育んでいます。

最大標高差530メートルの高原栽培

矢澤農園では、北海道東川町の冷涼な気候と標高差を活かし、ブロッコリーを4月下旬から8月中旬にかけて段階的に定植します。風通しがよく涼しい高原だからこそ、土の栄養をたっぷりと蓄えた濃い味わいに育ちます。

その他にもシーズンに合わせ、多彩な品目の野菜を栽培しています

植物質100%の 自家製の堆肥

矢澤農園の畑や田んぼから出たもみ殻や椎茸の廃菌床、野菜の端材などを活用した土作りを行っています。自家製堆肥が土の力を育み、未来までを見据えた持続可能な農業を実践しています。

鮮度抜群のヒミツは雪室貯蔵ならではの湿度管理

収穫後は、敷地内にある雪氷冷房冷蔵施設で貯蔵します。冬季に降り積もった約4,000トンもの雪を活用し、室温が5℃になるよう冷気を循環。約75〜95%に保たれた湿度によって鮮度を保ち、選別も室内で行うことで採れたてのおいしさを届けています。

天井まで高く積み上げられた雪は氷山のよう。3月に蓄えられた雪は約9カ月間、室内を冷やし続けることができ、消費電力を抑えCO2削減にも貢献しています

コープ東北産直とは

有機栽培や環境保全農業などに取り組む福島県・和歌山県・北海道・長崎県の生産地と提携し、産直品を消費者へと届けるのが「コープ東北産直」。旬の野菜や果物を東北6県の宅配で取り扱っています。

①産地・生産者がわかること
②生産方法・栽培方法がわかること
③生産者と会員生協組合員との交流があること

「コープ東北産直」では、この3つのポイントを大切にしています。

メッセージ

土作りからこだわることが、環境にも人にも優しい、おいしい野菜づくりにつながります。これからも地域に根差した農業経営で、先人たちから受け継いだ大地と想いを守り、次の世代へも伝えられるよう、仲間と共に頑張っていきたいですね。
(株)丸巳 矢澤農園 代表取締役社長 矢澤 教祐(のりまさ)さん