めぐみ野REPORT

今から50年前。みやぎ生協のメンバーさんや生産者の方々と始めた「顔とくらしの見える産直」。
生産者と消費者の食に対する思いを直接結ぶ「産消直結」の取り組みです。

宮城県登米(とめ)市の豊かな環境が育む「めぐみ野」日高見牛(ひだかみぎゅう)

宮城県登米(とめ)市の豊かな環境が育む「めぐみ野」日高見牛(ひだかみぎゅう)

長年の知識と経験、機械を導入する先進的な取り組みで大規模な肥育管理を実現した「めぐみ野」日高見牛。
そのおいしさの理由をお聞きしました。

牛肉一筋37年。優良ブランドとして愛される宮城県の牛肉

株式会社日高見牧場
代表取締役 佐藤 健(けん)さん

先代から牧場を継いだ佐藤さん。株式会社日高見牧場は、宮城県登米市の自然豊かな小高い山の上にあります。歴史的にも畜産が盛んな土地として知られ、この地を象徴する風景の一つ「北上川」の古名「日高見」から、その名をとったブランドが誕生しました。

長年の経験と新しい挑戦で 高品質な肉牛の生産を実現

 2020年より店頭に並び始めた日高見牛は、その人気から2023年7月より「めぐみ野」に仲間入りした、宮城県のブランド牛です。黒毛和種と乳牛種を掛け合わせた品種で、最大の魅力は、ペロリと食べられるあっさりとした風味の脂と赤身の旨み。全国有数の米産地ならではの稲わらを使用した飼料や上質な水、豊かな自然環境が、そのおいしさを引き立てています。
 「この土地の環境や風土を活かしながら、大型機械を導入する生産体制で高品質な牛肉を安定的に出荷しています」と代表取締役の佐藤さん。出荷のタイミングも佐藤さんが目で見て選畜します。長年の知識と経験を礎に、独自システムを導入するなどの新しい挑戦が、日高見牛のおいしさに磨きをかけているのです。

一頭が一日に食べる餌の量はなんと5〜6kg。牛たちにとっての快適な環境を整え、健康状態に気を配りながら、一日がかりで餌やりを行います

宮城県登米(とめ)産 「めぐみ野」日高見牛(ひだかみぎゅう)おいしさのヒミツ

年間出荷頭数は約3,500頭。クリーンで広大な敷地では約11,000頭の牛を育てています。
牛舎内の動線をシンプルにすることで牛の健康管理や作業効率を促進し、大規模飼育を実現しています。

おいしさつくる飼料へのこだわり

育成期間には、健康な体をつくるため栄養豊富なデントコーンサイレージや稲わらを加えた飼料を。肥育期間には穀物を中心に、とうもろこしや大麦を与えます

父の代でメーカーと作り上げたオリジナルの飼料や、米どころならではのおいしい水もポイントです

大規模飼育を実現する機械との役割分担

一部の給餌や排泄物の掃除には大型機械を導入。牛舎を大型車が入れるほどの広々空間にすることで、大量搬入・搬出を可能にしました。こうした環境整備が牛と人の快適さ、安全・安心につながっています。

牛たちの寝床を快適に保つひと工夫

コンクリートで舗装された寝床には緩やかな傾斜が。汚れた部分が後方に自然落下することで掃除が効率的に行えます。寝床にはおがくずを敷き、病気にかかりにくい快適な環境を保ちます。

年間約30,000トンの堆肥を活用し、堆肥や有機質肥料を作る循環型農業も

気持ちのよい風が通る \ドライでクリーンな環境/

小高い山の上にある16棟の牛舎は、登米市の豊かな自然の中にあります。牛舎は子牛の保育牛舎、育成牛舎、肥育牛舎に分けられ、牛たちがストレスなくのびのびと過ごせる環境が整っています。

顔とくらしの見える産直「めぐみ野」三つの基準

だれ(生産者)がどこ(産地)で作ったかがわかります。
「どのように(栽培・飼育方法)作られているのかがわかります。
「生産者とみやぎ生協のメンバーの交流があります。

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やりがいを感じる瞬間とは

2022年から行っている産地研修では、牧場を訪れたみやぎ生協・コープふくしまの職員、メンバー(組合員)さんに育成環境や生産へのこだわりに触れてもらうのと同時に、交流を通して私たちも刺激をいただいています。これからもおいしい牛肉の生産と、循環型農業を継続し未来へ続くおいしさを実現していきたいですね。

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「めぐみ野」日高見牛 取り扱い
みやぎ生協・コープふくしま全店
(A&COOP松島店・角田店を除く)

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