めぐみ野REPORT

今から50年前。みやぎ生協のメンバーさんや生産者の方々と始めた「顔とくらしの見える産直」。
生産者と消費者の食に対する思いを直接結ぶ「産消直結」の取り組みです。

大きな貝柱で食べ応え抜群「めぐみ野」宮城県産 桃浦(もものうら)かき(水切り)

大きな貝柱で食べ応え抜群「めぐみ野」宮城県産 桃浦(もものうら)かき(水切り)

宮城県石巻市の南東に位置する牡鹿半島にある小さな湾、桃浦(もものうら)。
自然の恩恵と生産者たちの情熱で、
一粒一粒大切に育てられるかきのおいしさのヒミツに迫ります。

海と生産者とかきの未来をつなぐ

桃浦かき生産者合同会社
代表社員
新田 拓哉(にった たくや)さん

現在、宮城県最大級のかき養殖法人として、安全・安心でおいしいかきを生産している桃浦かき生産者合同会社。震災後に入社し今年で12年目となる新田さんは、入社後からかき養殖を学び始めました。この道40年を超えるベテラン生産者から、20代の若手生産者までが手を取り合い、桃浦の豊かな海を守りながら、かきを大切に育てています。

一粒一粒に旨みがギュッ 水揚げから加工までを最短距離で

 親潮と黒潮が合流する海水と、北上川から運ばれてくる緑豊かな山の養分がちょうどよく混ざり合う小さな湾。かきの養分となる植物プランクトンが豊富な海の恩恵をたっぷりと受けたおいしいかきが育つ桃浦は、東日本大震災により壊滅的な被害を受けました。震災翌年の2012年に設立した桃浦かき生産者合同会社では、若手生産者の育成にも力を入れ、現在では震災前と同等の生産量を誇ります。「かきの成長に合わせ生育エリアを移動する生産方法、そして水揚げから加工までを最短距離で進む製造工程が、おいしさのヒミツです」と新田さん。加工場が港の目の前にあることで、通常は殻むきからパック詰めまで一日かかるところを、数時間で完了することができるのが大きな特徴です。復興を胸に走り続けてきた人々。その想いを乗せた桃浦のかきは、私たちの食卓においしい幸せを運んでいます。

数年先を見越した漁場管理と、出荷前には通常他社では行われないX線検査も実施し、高レベルでの安全性と品質をお届けしています

「めぐみ野」宮城県産 桃浦かき(水切り)おいしさのヒミツ

成長に合わせ生育エリアを移動する生産方法で、粒が際立つ身入りのよいおいしいかきが育ちます。さらに真水を使わず、冬場も約3℃の滅菌海水で洗浄・加工を行い、外気に触れる時間を短くすることで、鮮度抜群のおいしさを実現しています。

殻をむいてすぐの鮮度とおいしさ、そのままに

波にもまれたかきは貝柱が大きく、歯ごたえ・食べごたえ抜群!栄養豊富な海で育つからこそ、ミネラルや亜鉛、たんぱく質もたっぷり。濃厚な旨みが際立ちます
※商品は水切りのむきかきです

桃浦のかき 成長から水揚げまで

採苗後、種付けをしたホタテの貝殻を桃浦湾のいかだに吊るし約1カ月。吊るす場所を万石浦に移動し、1日2回の潮の満ち引きで強い種だけを残す抑制期間を経て再び桃浦湾へ。そこからさらに沖合へ移動し約1年、いかだ同士の間隔をより広く取り、一粒一粒に栄養を行き渡らせます。

真水を使用しないこだわり
水揚げ後は、桃浦湾の目の前にある加工場で洗浄・殻むき・パック詰めまでを一貫して行います。真水を一切使用せず滅菌海水を使うことで、むきたての鮮度とおいしさを保ちます。

かき養殖に最適な \桃浦湾の栄養豊富な環境/

湾を包み込むように広がる山々の養分と、2つの潮が合流する海水。潮の流れに負けまいとかきが強く健やかに育つ環境が揃う桃浦湾。手作業で一本一本丁寧に吊るし、いかだ67台の生育エリア移動には、かきが落ちないよう2つの船で同時に牽引する熟練の技が求められます。

顔とくらしの見える産直「めぐみ野」三つの基準

だれ(生産者)がどこ(産地)で作ったかがわかります。
「どのように(栽培・飼育方法)作られているのかがわかります。
「生産者とみやぎ生協のメンバーの交流があります。

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やりがいを感じる瞬間とは

震災後、たくさんの人に支えられここまで歩んでくることができました。「桃浦のかきは一味違う!」とお声をいただくことが、やりがいにつながっています。若手からベテラン生産者までが一丸となり心を込めて育てたかきを、ぜひいろいろなお料理で楽しんでくださいね!

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「めぐみ野」宮城県産 桃浦かき(水切り) 取り扱い
みやぎ生協・コープふくしま全店
※宅配での取り扱いはありません。