めぐみ野REPORT

今から50年前。みやぎ生協のメンバーさんや生産者の方々と始めた「顔とくらしの見える産直」。
生産者と消費者の食に対する思いを直接結ぶ「産消直結」の取り組みです。

あっさりとした脂と赤身の旨み広がる「めぐみ野」大沼牛

あっさりとした脂と赤身の旨み広がる「めぐみ野」大沼牛

北海道の自然保護区・大沼国定公園で有名な七飯町で、「めぐみ野」大沼牛を生産する小澤牧場グループ。
おいしさはもちろん、循環型農業にも積極的に取り組む生産者へお話をお聞きしました。

自然豊かな環境で、のびのびと育まれるおいしさ

小澤牧場(株)
代表取締役社長
小澤 孔仁(おざわ こうじ)さん

創業から132年。安全・安心・安定をモットーとし、徹底した品質管理のもと「消費者の健康」「牛の健康」「大地の健康」を考え、おいしい牛肉を出荷している小澤牧場グループ。代表取締役社長の小澤さんは、父の想いとともに事業を継ぎ今年で早20年目に。変わらない情熱で、食の安全とおいしさにこだわり続けています。

食べる人を想う、食・環境へのこだわり 絆を深め合い、共に歩んできた27年


 ほのかな甘みとあっさりとした脂で、赤身の旨みを堪能できる「めぐみ野」大沼牛。みやぎ生協での大沼牛試食会をきっかけに取り扱いがスタートし、今年で27年を迎える人気商品のひとつです。創業当時より、食べる人を想い、食の安全・安心に力を注いできた小澤牧場グループでは、大きく3つのこだわりを貫いた生産を続けています。1つ目は飼料へのこだわりです。牛の健康がお肉の安全やおいしさに結びつくとして、自家生産の牧草や特注の配合飼料を使用しています。2つ目は飼育環境へのこだわりです。清潔な環境を整え、肉牛の生産では珍しい全頭の爪切りも実施。しっかり地面に立ち安心して飼料を食べることが、ストレス軽減にもつながっています。3つ目は循環型農業へのこだわりです。自家生産の牧草などを食べた牛のふん尿で堆肥を作り、専用施設で完熟させて畑に還元。環境にも優しい持続可能な生産体制を貫いています。

2025年7月17~18日に行われた産地交流会の参加者

「めぐみ野」大沼牛 おいしさのヒミツ

「めぐみ野」大沼牛はホルスタインという種類のオス牛。小澤牧場グループでは、北海道の広大な農地で自家栽培した牧草や
家畜用トウモロコシ、良質な湧き水をたっぷり与えて肥育し、生後19カ月前後で出荷します。

ミネラルを含む湧き水で育ち、おいしさに磨きがかかります

飼料・循環型農業へのこだわり


自家生産の牧草と家畜用トウモロコシ、特注の配合飼料に飼料用米、乳酸菌などのハーブを配合

持続可能な生産体制と循環型農業として、東京ドーム90個分にもなる自家生産の牧草・家畜用トウモロコシの栽培や、堆肥リサイクルを行っています。牛たちの健康と腸内環境を整える乳酸菌がお肉のおいしさにつながるだけでなく、乳酸菌を食べた牛のふん尿は臭いが少なく、よく発酵するため良質な堆肥に。9棟ある専用の堆肥リサイクル施設で完熟堆肥化し、牧草などの栽培に活かすことで、食べる人にも環境にも優しい持続可能な生産体制を実現しているのです。

衛生面を第一に \最新の設備が整う牛舎/

雄大な駒ヶ岳を望む牛舎は、涼やかな風が気持ちよく吹き抜ける小高い場所にあります。全27棟ある肥育牛舎では、約11,000頭を飼育。衛生面を一番に考慮した最新の設備で、ストレスの少ない環境のもと牛たちがのびのび成長できるよう、日々の健康管理に気を配っています。

顔とくらしの見える産直「めぐみ野」三つの基準

だれ(生産者)がどこ(産地)で作ったかがわかります。
「どのように(栽培・飼育方法)作られているのかがわかります。
「生産者とみやぎ生協のメンバーの交流があります。

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メンバー(組合員)に届けたい想い

「めぐみ野」大沼牛は、メンバー(組合員)さんと一緒に歩み、育ててもらったブランドだと考えています。産地交流会などを通じて、お互いに理解を深め合う機会もあり、より近い距離感でおいしさをお届けできることを嬉しく思います。ぜひシンプルな味付けで、お肉本来の旨みや風味を楽しんでみてくださいね。

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「めぐみ野」大沼牛 取り扱い
みやぎ生協・コープふくしま全店
※宅配カタログweekみやぎ・ふくしまで案内しています