ユニセフ募金で誰ひとり取り残さない持続可能な世界へ
みやぎ生協のユニセフ支援活動は1979年(国際児童年)に、開発途上国の人々が安全できれいな水を飲めるよう井戸を掘る「バケツ一杯の水」を送る募金運動から始まりました。みやぎ生協とユニセフ共通の想いであるSDGs(持続可能な開発目標)には、子どもに関連する多くの課題があり、ユニセフはこれらの課題解決に向けた活動を行っています。持続可能な社会を作る担い手として、未来ある子どもたちを支えるユニセフ募金活動は、誰ひとり取り残されることなく、この地球で暮らし続けることができる世界を作ることにつながっています。
ウクライナの子どもたちと若者には長期的な支援が必要です
今、ウクライナにおける状況は、子どもたちとその家族に短期的にも長期的にも甚大な影響を及ぼしています。病院、給水施設、学校、幼稚園も破壊され、水や衛生、教育、保健・医療などあらゆる社会サービスが絶たれています。周辺国へ逃れた難民の90%が女性と子どもであり、保護と支援を必要としています。
ウクライナでの状況が長期化する中、子どもたちは心身ともに深刻な影響を受けています。
「子どもたちは重度のストレスにより、不眠やコントロールできない怒りに悩まされています。中には、心の病を抱える子もいます。
重要な問題は、社会的な繋がりが絶たれてしまっていることと、学校が閉鎖されて子どもたちが教育を受けられていないことです」と、現地にいるスタッフは話します。
ユニセフのスタッフと遊ぶ5歳の女の子
ユニセフが行うウクライナへの支援
ユニセフは、支援を必要としている子どもたちと家族のために、ウクライナ国内と周辺国において、緊急支援物資の輸送、子どもや妊産婦への栄養支援、衛生用品や移動式トイレの提供、心のケア支援、子どもの保護などを行っています。また、ノートや文房具、粘土、絵の具などの学用品や教材提供もしています。
ユニセフは、子どもたちの基本的なニーズに応えるだけでなく、教育機会や心理社会的支援を提供しています。特に子どもたちにとって、困難な状況への対処法を身につけることは非常に重要です。とても長い道のりですが、現在も、そしてこの状況が終わってからも、子どもたちが心身を回復しようとする力を支えていくことがとても大切です。みやぎ生協はこれからも子どもたちの未来のために、ユニセフ活動を支援していきます。
ユニセフ支援の学用品を使って学習する子どもたち
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