めぐみ野REPORT

今から50年前。みやぎ生協のメンバーさんや生産者の方々と始めた「顔とくらしの見える産直」。
生産者と消費者の食に対する思いを直接結ぶ「産消直結」の取り組みです。

豊かな自然と愛情が育む すっきりとした味わい「めぐみ野」牛乳

豊かな自然と愛情が育む すっきりとした味わい「めぐみ野」牛乳

今年で26周年を迎える、みやぎ生協の産直ブランド「めぐみ野」角田丸森産牛乳。
愛され続ける背景には、生産者の思いとこだわりが詰まっていました。

合い言葉は「おいしい牛乳は、健康な牛から」

酪農家
佐藤 吉輝さん
みゆきさん

宮城県角田市で、祖父の代から続く酪農家3代目の佐藤吉輝さん。奥様のみゆきさんとともに、現在約40頭の乳牛を飼育しています。「おいしい牛乳は、健康な牛から」を合い言葉に、乳牛の健康を第一に考え、自然豊かな環境で良質な生乳の生産に励んでいます。

生産者の顔が見える 愛され続ける「生産者限定」の牛乳

ほんのり甘くすっきりとした飲み口が魅力の「めぐみ野」角田丸森産牛乳。今回は角田丸森牛乳生産組合に所属する4戸のうちの1戸である、若手生産者の佐藤さん夫婦を訪ねました。
「牛が好き」という想いから大学卒業後、父の跡を継ぐことを決心した佐藤吉輝さん。生き物を相手にすることのおもしろさと難しさに触れながら、おいしい牛乳をつくるために「牛が快適に過ごせること」を飼育方針として掲げています。「牛乳の味や質は牛の健康状態に左右されます。牛がストレスなく過ごせることを第一に、1頭1頭異なる体質や性格を把握し健康管理に気をつけています」と佐藤さん。そんなこだわりから生まれた牛乳は生産者の顔が見える「生産者限定」牛乳として、1994年から長年にわたり愛され続けています。

東日本大震災後、漏電による火事で牛舎が全焼。そうした苦難を乗り越え真摯に酪農に励んでいます

味わい深いコクと、ほのかな甘み!おいしさのヒミツ

角田・丸森地区の4戸の生産者に限定した生乳を使用している角田丸森産牛乳のおいしさのヒミツは、それぞれの自然環境を生かした飼育方法と、自分たちの地域で育てる飼料にありました。

「めぐみ野」角田丸森産牛乳のこだわり

牛の健康管理

食べる餌の量や糞の状態など、日々の細かな変化から健康状態を細かくチェック。牛は暑さに弱いため、牛舎に設置した大きな扇風機とミストによる暑熱対策も、重要です。

飼育環境

豊かな自然環境を生かし、牛にとってストレスのない環境を整えます。結果として現れるまでには時間がかかりますが、その分、乳量の増加や健康な仔牛が産まれると喜びもひとしおです。

安全な飼料と堆肥の農地還元

トウモロコシや飼料用米を3%加えた飼料、飼料用稲ワラを与えることで、環境保全や地域内飼料の確保にも取り組んでいます。また、糞尿などを完熟させた有機物を田畑へ還元し、肥料として活用することで環境へも配慮しています。

メンバーと繋がる輪

1991年から続く「タオル1本運動」

搾乳時に使われるタオルの消耗が多いことから、生協では家庭で眠っているタオルの寄付をみやぎ生協のメンバーに呼びかけ。年間約7,000〜10,000枚ものタオルが「めぐみ野」牛乳生産者に届けられています。

※未使用のタオルがございましたら、お近くのみやぎ生協店舗サービスカウンターまたは、みやぎ生協宅配担当者にお渡しください(コープふくしまは除きます)。

道の駅ではソフトクリームも!

『道の駅かくだ』では、角田丸森産牛乳を使用した「角田丸森産牛乳ソフト」を味わえます♪

※同牛乳を使用したタピオカミルクティーも販売中!

やりがいを感じる瞬間とは?

愛情込めて育てた分だけ牛の健康状態や牛乳の質に返ってくることと、それがメンバーさんからの「おいしい」の声に繋がることですね!