めぐみ野REPORT

今から50年前。みやぎ生協のメンバーさんや生産者の方々と始めた「顔とくらしの見える産直」。
生産者と消費者の食に対する思いを直接結ぶ「産消直結」の取り組みです。

交流から生まれた食卓の主役「めぐみ野」米

交流から生まれた食卓の主役「めぐみ野」米

南北に70km以上離れた産地、宮城県伊具郡丸森町、角田市、大崎市田尻、遠田郡涌谷町で、「めぐみ野」米ブランドを守り続ける生産者たちに、おいしさへの想いをお聞きしました。

70km以上離れた産地同士、想いは一つ

みやぎ産直米生産者協議会
会長 小野 良則(よしのり)さん

発足当初から環境保全型農業に取り組んできた「めぐみ野」米は、約500経営体の生産者が米作りに携わっています。家業を継ぎ、専業の米農家を営む小野さんは、「めぐみ野」米ブランドを守り続けてきた一人。産地一丸となって切磋琢磨し、おいしいお米を届けています。

田んぼに通い愛情を注ぐことが おいしいお米につながる

 メンバー(組合員)との交流から生まれた「めぐみ野」米は、1989年に「めぐみ野」に仲間入りし、今年で35周年を迎えます。南は宮城県伊具郡丸森町、角田市、北は大崎市田尻、遠田郡涌谷町に産地があり、南北に70㎞以上離れた産地同士が交流し同じ栽培方法で米作りに取り組んでいるのも特徴の一つです。「地域や田んぼごとに異なる土壌、気温・降水量が異なる栽培の難しさに向き合いながら、安全・安心なおいしさを守り続けています」と、みやぎ産直米生産者協議会の小野さん。「私たちは昔から、田んぼに通うことがよい米作りにつながると言われて育ちました。水管理や稲の状態に細かく気付くことが大切です」と、生産者が一丸となっておいしい米作りを受け継ぎ守り続けていると話します。こうした生産者同士の密な情報交換や、毎年行われているメンバー(組合員)との交流が、長く続くおいしい「めぐみ野」米ブランドを支えているのです。

青く輝く稲穂の絨毯が広がる7月中旬。手塩にかけて育てられた稲穂は、すくすくと大きく伸び始めていました

「めぐみ野」米おいしさのヒミツ

どの産地のお米も絶品の「めぐみ野」米には市町村の産地表記はありません。産地の枠を超え、協同して食味を追求することで「いつもおいしい」と評判の、安定した品質のお米をお届けしています。

全国の環境保全型農業コンクールで大賞や優秀賞を受賞しました


「めぐみ野」米は35年前から環境にやさしい農業に取り組み、宮城県の特別栽培米の認証を受けています。稲わらを堆肥にし、田んぼに使用するほか、農薬・化学肥料節減栽培と一部、農薬・化学肥料不使用栽培を行うなど、環境にも優しい米作りを行っています

6月下旬の梅雨の蒸し暑い中行われる溝切りは、水はけをよくし土壌に酸素を取り込む大切な工程です。そうすることで稲がしっかりと根を張り、丈夫に育つようになります。

メンバー(組合員)との交流


交流から生まれた「めぐみ野」米では毎年、田植えや稲刈り、田んぼに生息する生き物を知る「生き物調査」、バケツ稲コンテストなどを行っています。こうした交流が、メンバー(組合員)との絆や学びを深め、生産者の支えにもなっています。

丈夫な稲を育てる \先代から受け継ぐこだわり/

おいしいお米を育てるためには、田んぼの土作りが重要。収穫後の田んぼに堆肥などの栄養を補給し冬を越すことで、翌年植える稲の根が丈夫に育ちます。何十年と続く土作りを先代から受け継ぎ、おいしさにこだわる生産者たちの情熱が、おいしい「めぐみ野」米を育んでいます。

生産者直伝!おいしいご飯の炊き方

2〜3回お米を手早く研いだあと、炊飯前に冬場は1時間、夏場は30分浸水すると、よりふっくらとしておいしく炊き上がります。

「めぐみ野」米の約束

私たちは「めぐみ野」米を通して、メンバーさんとの交流を大切にします。
私たちは、メンバーさんの食卓に“おいしい”「めぐみ野」米をお届けします。
私たちは、メンバーさんの食卓に“安心な”「めぐみ野」米をお届けします。
私たちは、「めぐみ野」米作りを通して自然と環境の保全を目指します。
私たちは、産地の枠を超え、協同して「めぐみ野」米づくりをすすめます。

やりがいを感じる瞬間とは

子どもたちに安全・安心な食を届けたいとスタートした「めぐみ野」米は、交流や食べることで支えてくださるみなさまに愛され続けて35周年を迎えました。生産者一同、メンバー(組合員)さんの笑顔や「おいしい」とのお声に応え続けるべく、これからも切磋琢磨しながら米作りに励んでまいります!

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「めぐみ野」米 取り扱い
みやぎ生協全店(コープふくしま店舗を除く)

宅配での取り扱いはみやぎエリアのみ
宅配カタログWeekで毎週ご案内しています。