めぐみ野REPORT

今から50年前。みやぎ生協のメンバーさんや生産者の方々と始めた「顔とくらしの見える産直」。
生産者と消費者の食に対する思いを直接結ぶ「産消直結」の取り組みです。

絆とつながりの財産を、次の世代へ 丸森産直部会40周年の歩みと未来

絆とつながりの財産を、次の世代へ 丸森産直部会40周年の歩みと未来

活動40周年を迎える丸森産直部会。
「めぐみ野」の“3つの条件”の原点とも言える、
生産者とメンバー(組合員)との交流を通じ、おいしい野菜を作り続けてきました。
そんな丸森産直部会みなさんの野菜作りに対する想いをお聞きしました。

こだわりの野菜を通じてつながる、生産と消費の幸せの輪

丸森産直部会
石井勘治(いしい かんじ)さん(左)、部会長 佐藤正明(さとう まさあき)さん(中央)、佐藤正幸(さとう まさゆき)さん(右)

1980年にさまざまな壁を乗り越え、旧みやぎ生協中田店に初の産直コーナーを立ち上げ40周年を迎えました。以来、時代とともに変化するメンバー(組合員)のニーズに応える、おいしい野菜の生産・供給を行っています。40年の交流の中で築き上げてきた絆を未来へつなげる、メンバー(組合員)を想う安心な野菜作りを続けています。

生産と消費に真っ直ぐに 安心とおいしさに向き合い続けた40年

「安心して食ぺられる野菜を届けたい」という生産者の想いと「安心でおいしい野菜を食ぺたい」というメンバー(組合員)の想いがつながり野菜作りを続けてきた丸森産直部会は、今年で40周年を迎えます。
人々とのつながりを大切にしてきた長年の取り組みを活かし、1980年旧みやぎ生協中田店に出荷したのが始まりです。
スタートした当初は、有機肥料を使った土作りや生産者同士の話し合いなど、初めての連続。
「産直としての組織のあり方、仲間の責任感を育てるところからのスタートでした」と、佐藤正幸さんは当時を振り返ります。
時代の移り変わりとともに食に対する意識が変化する中、メンバー(組合員)のニーズに寄り添い、通年の栽培計画、交流など、約10年かけて仕組みを作りました。「自然災害の時にはメンバー(組合員)からの温かい支援に励まされてきました。先人たちが培ってきた土壌や経験、人々との絆、かけがえのない財産を引き継ぎ、未来へつなげたい」と佐藤正明さん。
感謝と未来への想いを胸に今日も畑へ向かいます。

丸森産直 旬の野菜 おいしさのヒミツ

1年を通してさまざまな旬の野菜を栽培している丸森産直。農薬と化学肥料量は宮城県の一般栽培の半分以下を目指し有機質肥料中心の土作りを行い、安心でおいしく食ぺられる野菜の栽培に取り組んでいます。

ブロッコリーの定植もスタートしました


みずみずしい葉が一面に広がるブロッコリー畑。 10年以上かけて作った栄養たっぷりの土が2019年の台風19号で流されてしまいましたが、改めて土作りから力を入れスタートです。

やりがいを感じる瞬間とは?

試行錯誤し大切に育てた野菜を、メンバー(組合員)のみなさんに「おいしい」と言ってもらった瞬間や、喜んで食べてくれる笑顔に対面した時ですね。食から生まれるつながりを大切に、これからも野菜作りや交流会に真剣に向き合っていきたいです。