めぐみ野REPORT

今から50年前。みやぎ生協のメンバーさんや生産者の方々と始めた「顔とくらしの見える産直」。
生産者と消費者の食に対する思いを直接結ぶ「産消直結」の取り組みです。

一足早く、春を味わう 「めぐみ野」春立ち菜

一足早く、春を味わう 「めぐみ野」春立ち菜

霜が降りる厳しい寒さの12月から、春風が届く3月にかけて収穫を迎える春立ち菜。
宮城県大崎市田尻地区で、春立ち菜の栽培に約20年携わる武田さんにおいしさと生産への想いをお聞きしました。

真心こめた栽培で、おいしさにこだわる

JA新みやぎ田尻産直野菜委員会
つぼみ菜部会 部会長 武田俊美さん

約50人が在籍するJA新みやぎ田尻産直(大崎市田尻地区)の生産者の中で、春立ち菜の生産に携わっているのは20人ほど。部会長の武田さんは、春立ち菜の栽培歴約20年という大ベテラン。春立ち菜のおいしさに魅了され、生産をスタートしました。

おいしさいいとこどり春の訪れを告げる「春立ち菜」

しゃくしゃくとした歯切れのよい食感と、爽やかな香り。真っ直ぐ伸びた茎は根元までやわらかく、クセのない甘みが広がります。「この甘みと歯ごたえが一番の魅力です。食べればきっと驚きますよ」と、武田さん。
つぼみ菜の仲間であり、ブロッコリー、かいらん(茎を食べる南方系キャベツの仲間)の交配種にちぢみ菜(雪菜)、さらに三陸つぼみ菜を交配した春立ち菜は、霜が降りることでさらに甘みを増します。その反面デリケートで、気温が特に下がる夜は不織布をかけ葉が傷まないようにするなど、水分
調整も含め細かな管理が必要です。春立ち菜は、栽培から収穫、袋詰めまで、全て冬の外気の中手作業で行います。
自身も春立ち菜のファンだからこそ、最後の袋詰めの瞬間まで鮮度にこだわっているという武田さん。そんな真心のこもった旬の味覚から、春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。


長年の経験から、甘みを蓄えた収穫のベストタイミングが分かるという武田さん。

やりがいを感じる瞬間とは?

おいしいと言ってもらえたときが、なによりうれしいですね。3月ごろには、つぼみや花がついた状態で出荷することもありますが、おいしさは変わりません。そのまま一緒に食べられるので、茹でたり炒めたり、色々なお料理で味わってみてください。

生産者voiceを動画でチェック
https://youtu.be/76GTm0x_fAU