森をつくり育てる、人と命がつながる輪 “こ〜ぷの森”七ヶ宿ができました
宮城県内に13カ所ある“こ〜ぷの森”に、七ヶ宿の森が仲間入り! “こ〜ぷの森”を育てる人のお話や、七ヶ宿の植林体験を通じて、森づくりから始まる人や地域のつながりに触れました。
みんなでつくり、育てる森 “こ〜ぷの森”って、どんなところ?
宮城県内14カ所にある"こ〜ぷの森"は、宮城の自然を豊かにする活動「COOP緑の基金」から活動が始まり、今年で30年目を迎えます。メンバー(組合員)や職員が植林を行い、現在では総面積約62ヘクタール、植林数は約10万本にのぼります。
"こ〜ぷの森"は木を植えて終了するのではなく、植林後も定期的に手入れを行うことで、森に棲む生き物や自然環境保全、そして人と人、人と地域を結ぶ持続可能な街づくりにも貢献しています。
未来への種まき “こ〜ぷの森”と地域のつながり
"こ〜ぷの森"の植林に携わり20年以上となる親川さん。より豊かな森づくりのため、その土地に合う多様な樹種を植える森づくりを続けています。親川さんは活動に長く携わる中で、森の成長と共に森と人のつながりを一番近くで感じてきました。南三陸町志津川にある"こ〜ぷの森"貞任山では、豊かな森から栄養分を含んだ水が地中を通り川、海へ。その養分がプランクトンの豊富な海をつくり、カキなどの海産物を育てるとして、「めぐみ野」カキ生産者と共に植林をし「カキの森」との愛称も生まれました。
「私にとって"こ〜ぷの森"は、まさに夢を託す場。森づくりを通して、森と人の交流が活発になるのがうれしいです。緑や生き物の姿に命の輝きを感じてほしいですね」と、今後の森づくりにも力が入ります。